九州への往診 その3

診察記録

九州往診ツアーいよいよラスト、第3弾です。
3月10日、最後に診察されるのは佐賀県からの患者さん、40歳のかんなさんです。かんなさんは病弱のため、今まで数え切れないほどの浣腸や導尿などの処置をされてきたそうで、最初は苦痛で仕方なかった処置に興味を覚えることになったそうで、典型的な医療プレイマニアです。
問診後 聴診 直腸診と続けます。6日程便秘しているはずなのに、直腸診を行っても直腸内には便が見られません。指を抜き、肛門用の体温計を挿入して直腸温測定を行います。
陰唇からは愛液が大量に溢れています。(九州の患者さんは3人とも濡れ濡れでした)検査を行う前に剃毛を行いましょう。T字型剃刀で陰毛及び肛門周りの毛を全て剃り上げました。
毛がなくなって陰唇が見やすくなると、導尿が楽ですね。導尿も何度も経験があるかんなさん、コップ一杯に黄色い排尿でを行いました。次に膣鏡による視診を行います。これもかんなさんは経験済み。クスコ式膣鏡のMサイズを入れて広げます。中は綺麗なピンク色でした。次にクリトリスに電マを当てると、かんなさんは「痛い、痛い」と言うのでアタたちメントを付けましてが、あまり気持ちよくない様子。(本当は気持ちよかったらしい)
そこで、いきなり浣腸です。浣腸経験が豊富なかんなさんですが、普段からあまり我慢できないそうです。今日は精一杯我慢してもらいましょう。今回もグリセリン50%溶液を120cc浣腸すると、薬を全部入れ終わらないうちに「お腹が痛い」と訴える始末。それでも厳しく対応すると、お尻を押さえなくても5分間、我慢を完走しました。腰の下に入れられた便器に大量に排泄しました。その後もトイレでブリブリと放屁音を出して、さらに大量に排泄した模様です。
グリセリン浣腸の次はお湯で高圧浣腸です。1回目は500cc注入してすぐに出してしまいました。出てくるのはお湯だけで便は出ません。そこで2回目の高圧浣腸です。今度は1000ccのお湯を入れて少し我慢させます。すると、腸の奥にあったと思われる便が大量に排泄されました。これだけでは終わりません、かんなさんがさらに浣腸のおねだりをするのでグリセリン浣腸オヲタ150を浣腸します。今度もすぐに便意を訴えますが、何とか5分我慢できました。
最後に肛門と直腸の検査です。指を入れて肛門壁をまさぐると、肛門壁に痔核を発見したので、肛門科を受診するようなに指示しました。硬い便が出たので肛門が痛いと訴えるので、使う肛門鏡は
ヒルシュマン式の肛門鏡だけにします。
この器具で肛門壁及び直腸の視診を行いました。
九州への往診ツアー、これにて終了です。
かえでさんからは、診察後に「人生最良の日でした」とお褒めの言葉をいただきました。

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Posted by figpeach